昨日は古民家鑑定の事前調査に行ってきました。古民家鑑定は519項目に及ぶ調査項目、それに加えて古民家専用に開発された「伝統耐震診断」「床下インスペクション」も実施され、おまけに役所調査にも行かなければならず、古民家鑑定当日に全て行うのは時間的に厳しいのです。
なので事前に間取りをスケッチし、写真を撮り、可能な範囲で下調査を行い、事務所で大方まとめておいて本調査に挑む!という手順をとっています。
今回のご依頼は新富町と都城市高崎町の2軒です。
2軒とも100程度は経過している建物のようです。伝統工法で建てられたいいお宅でした。
共に解体をするか活用するか、家族や近所の人と話があった結果、当協会に相談を頂きました。良いものをきちんと手入れをして長くつかう。素晴らしいことだと思います。この2軒の家も先人の方々から引き継ぎ次につないでいく事の出来る建物だと思います。古民家鑑定後、ぜひ活用をして100年後もそこに建っていてほしいものです。
全国古民家再生協会宮崎第一支部
支部長 坂口 孝生