先日の例会での勉強会での事です。

木材の心材と辺材はどちらが強い?

という話になり皆当然、心材!と答えますね。

一番強い部分は中心部。芯持ち材の方が芯去り材より強い、と教わりそう思い込んでいました。(ちなみに中心部は未成熟材と言って弱いそうです)

そしたら、

そしたら、なんと、

木材で一番強い部分は「形成層」と呼ばれる樹皮のすぐ内側の部分。なんだそうです。

考えてみたら”タイコ梁”

(形成層残した太鼓梁)

ってその形成層残して使うよな、、、と。昔の人そこが強い事知ってたんだ。凄い。確かにあの部分は木材で一番固いですね。でもほとんどの材料は角材に製材して使用します。「タイコ梁」は曲がっているから強いだけではなく、「形成層」を残しているから強いという理由もあったんですね。

改めて木材の事調べなおしてみると、、、

形成層を考えない場合(角材)は心材と辺材、どちらが強いというのは単純には言えないみたいです。樹種にもよるし強いの概念も様々。少し、わからなくなってきました。(笑)また勉強しなおしですね。

ちなみに、腐朽のしにくさは心材(赤身)の方が有利というのは定説通りで間違いないみたいです。

ん~木材、奥が深いですね。